現代サッカーではすべてのポジションで攻守の貢献が求められる

攻撃

かつてのサッカーと言えばFWは攻撃だけ、DFは守備だけしていれば良いと言われていました。しかし、現代サッカーではもはやそれが通用しなくなってきているのです。確かに、各ポジションごとに求められる役割は異なります。FWは相手ゴールに近いため得点が求められますし、DFは自陣で相手の得点を防ぐ必要があります。

現代では、ポジションにこだわらず比較的自由にプレーすることで勝利を手にできるようになったと言う監督も多く、実際DFにもかかわらず攻撃的な選手以上に得点している選手も少なくないのです。現代のFWは、守備が求められています。相手選手に対してプレスをかけて攻撃を遅らせたり、場合によっては自陣ゴール近くまで戻りボールを奪取する必要もあります。元アルゼンチン代表FWテベス選手がこのような攻守に貢献したプレーで、多くのチームでタイトルをもたらしてきました。

MFは役割こそ幅広く、攻撃的な選手から守備的な選手までいます。フィールドの中央でプレーすることが多いため、チームの状況に応じて攻撃に参加したり守備に貢献しなければなりません。20世紀のサッカーでは、いわゆるファンタジスタのような選手は攻撃だけして守備には関与しない、とも言われていましたが現代ではファンタジスタでも豊富なスタミナを備え守備でチームを救う選手が多くなっています。DFは機を見てドリブル突破をしたり、フリーランニングから相手ゴール前まで駆け上がってゴールを決めるシーンが多くなってきました。それだけ、DFにも守備だけでなく攻撃的な能力が求められていると言えます。